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ー長期就労で貴重な戦力にー

１期生の受け入れから約１年後に２期生としてトゥアンさんとトゥさんの２人が入社した。制度の活用を継続したのは「１期生の２人が良かったから」と社長より。

２期生も書類選考だったが、来日したトゥアンさんに会ったとき、その日本語の堪能ぶりには驚いたと社長も言っていた。

その後３期生も受け入れを行った。

しかし、令和３年には５～６月に３人、１０月３人受け入れる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で来日できていない。

存在感が高いのは、実際に実習生が貴重な戦力になっているからだ。

現在、１期生のフックさん、２期生のトゥさん、５期生のフンさんの３人が在籍している。

フックさんは６年、トゥさんは５年間勤め上げ、現在はコロナにより帰国待ち状態だ。

現在、若年者が建設業界に就職しても３年以内にかなりの割合で離職すると言われている。

その中、５年にわたってしっかり勤め上げてもらえるとすれば、企業にとっては確実に計算できる戦力と言える。

もちろん性格や資質、考え方は個人差があるが、制度の活用からこれまで１人の失踪者も出さず、かつ長期の就労を実現できている背景には、実習を受け入れる側としての同社の姿勢や取組がある。