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新着情報とお知らせ

東北建団連ニュース(みらい)の外国人雇用に関する記事に記載③
2022-07-20
「外国人雇用 わが社のケース」について③
ー定着の要因はコミュニケーションー
 ベトナム人実習生が同社で長く働き続ける最大の要因はコミュニケーションの良さに尽きる。
その最大の功労者は社内での実習生担当を務め、令和元年に肺がんで亡くなった伊勢久一さんである。
1期生、2期生については、とにかくよく面倒を見て頂き、コロナ前には実習生を交えての宴会を企画したり、誕生日に安全靴などのプレゼントを贈っていたとのこと。
 小野寺社長も、会社の忘年会、社員旅行などの機会をつくり、実習生を東京、青森などの遠方に連れて行ったり、スキーに出かけたりした。
 こうした配慮に実習生も呼応。常々「ベトナム料理をみんなに食べさせたい」と話していたという2期生のトゥアンさんは、1期生のフックさんが建設就労者として同社に復帰した際の歓迎会で、日本人社員に自慢のベトナム料理を振る舞った。
 実習生が定着する一因と思われるのが、同社が働く場であるとともに、図らずも出会いの場ともなっていることだ。他社の女性ベトナム人の実習生の住まいが近いこともあって、これまでに同社で勤務した実習生のうち2人が帰国して結婚したほか、遠からず3組目のカップルも誕生しそうだという。プライベートの充実も働くための大きなモチベーションとなっているようである。
 小野寺社長は様々なエピソードを語るとき、彼らを”子どもたち”と呼んでいた。その一言だけでも、小野寺社長が実習生たちに我が子のような愛情を持って接しており、お互いに深い絆で結ばれていることがうかがえる。
 近年コロナの影響で出入国について不透明な状況が続く。ベトナムでは建築業の人気があまり高くないこともあって、送り出し機関への入学者が減少。それに伴い日本への送り出しも難しくなっている。それでも小野寺社長は、これまではぐくんできた実習生との絆と信頼関係を糧に「今後も制度を活用してベトナム人を受け入れていきたい」と力強く話したとのこと。
有限会社金成工務店
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